4月15日、「モンガータの旅人よ」第1巻がついに発売されました。

第1巻には1〜3話が収録されています。総ページ数は196ページ、B6の青年誌コミックサイズです。

カバーはもちろん、カバー裏、幕間、あとがき、奥付など、たくさん描き下ろしました。帯の折り返しにも世界観に繋がる仕掛けが施されています。めくってみてのお楽しみです。

使われている紙なども、世界観を大切に、編集さんやデザイナーさん(「円と球」さま )が選んでくださいました。特に帯は少し布のような質感の紙が使われていて、作中に出てくる「モンガータの旅人」という言葉の解説など、帯だけでも見応えのある仕上がりになっています。

紙のコミックスを出すのが難しいと言われているこの時代に、初めてのオリジナル連載の作品で、ずっと描きたかった世界で、このような素敵な一冊を出していただくことができて、本当に嬉しいです。

以前投稿した日記(「モンガータの旅人よ」までの道のり )で詳しいことは書いているのですが、はじめに「舟葬専門の舟大工の話を描きたい」と思ってから10年、色んな出来事とご縁とタイミングを経て、今やっと世に出すことができました。10年前って、大人になってからだとつい最近な気がしますが、20歳だと10歳、10歳だと0歳なんですよね。漫画家0歳の頃からやっと10歳になった今、振り返ってみると、子供の頃と同じくらいの質量の濃く多い10年だったような気がします。あの頃に思い描いていたお話でも、当時に描いていたら、全く違うお話になっていたと思います。世に出た今のタイミングが、今一番ベストだと思っています。

発売日に併せて、東京へ行ってきました。

(↑KADOKAWAのオフィスラウンジでサイン本の練習用紙に落書きした)

編集さんをはじめ、営業さんや書店員さん、たくさんのお世話になった方々にご挨拶ができました。そして別案件でお世話になった方々からも、単行本発売のお祝いのお言葉やお花をいただき、感無量でした。

たくさんの方が関わってくださって、世に出ていることを改めて実感した東京滞在でした。普段は地方の山の中でコソコソと描いているので、どうしても独りな気分になりがちなのですが、いやいやいや…と、今回撮った色んな写真を定期的に見ようと思いました。

そして何より、本を手に取ってくださった方のご報告やご感想、東京滞在で訪れた以外の書店さんでの売り場展開のご報告、SNS等でお見かけするたびにポワポワと温かい綿毛に包まれたような心地になっています。連載当初から知ってくださっていた方はもちろん、発売から出会ってくださった方、手にとってくださって、本当にありがとうございます。単行本、楽しんでいただけると嬉しいです。

現在カドコミ(電撃コミックレグルス)では、1巻の続きである4話、5話を無料公開中です。4月25日朝11時までの期間限定ですので、この機会にぜひ読んでいただけると嬉しいです。

📕こちらから読むことができます。


以下は東京滞在の写真など。


こちらはその他、ここひと月で撮ったもの


我が師匠の石原ケイコ先生にお祝いしていただき…師匠に単行本見ていただけて本当に嬉しい…ありがとうございます😭

相変わらず日記はスローペースですが、また近く更新したいなと思っています。

ひとまずは引き続き原稿や、これから人生初の抜歯イベントがあるので心して挑みます。(恐怖)

ではでは*

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